人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、小林慶一郎、新宮一成、臼杵陽ほか充実の連載陣。
書物逍遙
お金では買えない本(沼野充義)
こころの最前線と古層(一七)
こころと論理(河合俊雄)
時間の経済学(二八)
次世代の知の体系(小林慶一郎)
ユーラシア・ダイナミズム(一〇)
ソ連邦が形成した共通経済空間(西谷公明)
連続体の人類生態史(二二)
人類における格差のはじまり(古澤拓郎)
育児と仕事のエスノグラフィー(二〇)
母と娘の間の再生産(額賀美紗子)
声の言葉と手の言葉(七)
非手指表現と非音声表現(菊澤律子)
虫たちの日本中世史(一六)
古き筆、蟋蟀となる(植木朝子)
ラカンの崇高、フロイトの不気味(一九)
崇高をめぐっての長い暗闘(新宮一成)
人と人が繫げた日米関係(三九)
第一次世界大戦期の日米関係⑵(簑原俊洋)
京都町家歳時記(三二)
戊戌を迎えて(山中恵美子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
西郷隆盛の全生涯と向き合って(家近良樹)
中東の語り部たち(四三)
戦後知識人の中東観⑴(臼杵 陽)
社会学の古典を読む(二四)
メディアパニックを分析したマスコミュニケーション論の古典(毛利嘉孝)
本をめぐる声
建築家とアイデアと私(南洋堂 関口奈央子)
京都再発見
煉羊羹(伏見駿河屋)
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2018年1月 新刊案内
■表紙作品/石川九楊「墨痕(すみあと)2018.1」