臨床舞踊学への誘い 身体表現の力
[ここがポイント]
◎ 他者とのコミュニケーションや自己理解・他者理解にまで関わる「身体表現」の本質的意味を問う一冊。
◎ 教育・医療機関における、子どもたちや高齢者等に対する実践を具体的に紹介。
第Ⅰ部 身体表現の力を理解するために
第1章 身体表現とコミュニケーション
1 からだは情報の発信・受信の基地
2 まるごとのからだによるコミュニケーション
3 からだは語る・からだで語る
第2章 舞踊と人間の関わり
1 舞踊と人間の関わりの変遷
2 舞踊への関わりの多様性
第3章 舞踊の成り立ち
1 表現の内的素材としてのイメージ
2 表現の外的素材・媒体としての身体と動き
3 創造性の働き
第4章 コミュニケーションとしての舞踊
1 舞踊のコミュニケーション特性
2 舞踊におけるコミュニケーションの諸相
3 情動調律――身体的コミュニケーションの基盤
4 場とコミュニケーション
5 身体表現の意義
第Ⅱ部 実践にみる身体表現の力
第5章 精神病院・デイケアでのダンスセラピー
1 本来的にセラピューティックな機能をもつ舞踊
2 舞踊教育からダンスセラピーへ――創造的自己表現を核としたダンスセラピー
3 ダンスセラピー実践の原理
4 精神病院での実践
5 特別養護老人ホームでの実践
第6章 幼児期の身体表現
1 動きの表現の発達特性
2 動きの表現の指導のポイント
3 幼稚園での実践
第7章 児童期の身体表現
1 児童期における身体表現の役割
2 小学校での実践
第8章 青年期の身体表現
1 青年期における身体表現の役割
2 大学での実践
終 章 共創する身体表現と生きる力
1 身体表現と創造性
2 身体表現活動の層構造
3 共創する身体表現
文 献
おわりに
索 引