ミネルヴァ通信「究」６月号（通巻第八七号）

人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、高田明、新宮一成ほか充実の連載陣。

書物逍遙
　『段注』原稿本を見に北京まで（阿辻哲次）
こころの最前線と古層（二二）
　解離と現代性（河合俊雄）
ユーラシア・ダイナミズム（一五）
　トルキスタンの地平を越えて（西谷公明）
現代社会をみる論理（三）
　成長とサイコロジー⑴（中島啓勝）
子育ての自然誌（三）
　京都の自然学（高田　明）
中国ムスリムからの眺望（中西竜也）
声の言葉と手の言葉（一二）
　通訳と翻訳⑴（菊澤律子）
虫たちの日本中世史（二一）
　瑞兆としての蝶・凶兆としての蝶（植木朝子）
ラカンの崇高、フロイトの不気味（二四）
　崇高を求める心（その四）（新宮一成）
人と人が繫げた日米関係（四四）
　国際協調の時代⑷（簑原俊洋）
京都町家歳時記（三七）
　人と人との風通し（山中恵美子）
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
　北条氏政の実像が意味するもの（黒田基樹）
中東の語り部たち（最終回）
　戦後知識人の中東⑹（臼杵　陽）
歴史学の古典を読む（一九）
　古典と史料（岡本隆司）
本をめぐる声
　気象の知識は命を守る（津村書店　津村京子）
京都再発見
　水無月（五建外良屋）
■編集後記
■ミネルヴァ書房2018年6月　新刊案内
■表紙作品／石川九楊「鉛筆痕（えんぴつこん）2018.6」