人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、西谷公明、新宮一成ほか充実の連載陣。吉村典久氏による「「スピンオフ」の経営学」を今号より連載開始。
書物逍遙
聖書は読み終わらない(橋爪大三郎)
こころの最前線と古層(二三)
解離と古層の交錯(河合俊雄)
ユーラシア・ダイナミズム(一六)
ユーラシアの大陸主義(西谷公明)
現代社会をみる論理(四)
成長とサイコロジー⑵(中島啓勝)
子育ての自然誌(四)
リンネの自然観(高田 明)
中国ムスリムからの眺望⑵(中西竜也)
声の言葉と手の言葉(一三)
通訳と翻訳⑵)(菊澤律子)
虫たちの日本中世史(二二)
神秘の蝶の二面性(植木朝子)
ラカンの崇高、フロイトの不気味(二五)
不気味への帰還(その一)(新宮一成)
人と人が繫げた日米関係(四五)
軋みだす日米関係⑴(簑原俊洋)
京都町家歳時記(三八)
森を温ね、町家を知る(山中恵美子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
「明治」を創ったマスコミ界の巨人、村山龍平(早房長治)
新連載「スピンオフ」の経営学(一)
「知られざる」経営者から学ぶ経営学(吉村典久)
社会学の古典を読む(二六)
雄弁は沈黙をもたらし、沈黙は雄弁を促進する(毛利嘉孝)
本をめぐる声
本で時間を「浪費」する贅沢を(恭文堂書店 田中淳一郎)
京都再発見
透かしうちわ(株式会社阿以波)
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2018年7月 新刊案内
■表紙作品/石川九楊「鉛筆痕(えんぴつこん)2018.7」