人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、笠谷和比古、吉村典久ほか充実の連載陣。
書物逍遙
魚の名が出てこない(米川明彦)
こころの最前線と古層(三四)
心理療法と共同体機能(河合俊雄)
沖縄県財政に対する誤解を糺す⑴(池宮城秀正)
現代社会をみる論理(一五)
戦争とトポロジー⑴(中島啓勝)
子育ての自然誌(一五)
生得的コンピテンスと周囲からの働きかけ(高田 明)
予防の倫理学(一〇)
乳房の予防的切除術について考える(児玉 聡)
声の言葉と手の言葉(二四)
フィジーの地図プロジェクト(菊澤律子)
虫たちの日本中世史(三三)
吉兆の蜘蛛(植木朝子)
〈弱いロボット〉が教えてくれること⑷(岡田美智男)
近世の幕府と朝廷(二〇)
徳川幕府にとっての朝廷とは(笠谷和比古)
京の美味・雅味・情味(九)
思いを馳せる六月十二日(鈴鹿可奈子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
誰も見たことのない折口信夫へ(斎藤英喜)
「スピンオフ」の経営学(一二)
「大発明王」の栄光と挫折(吉村典久)
歴史学の古典を読む(二三)
唐のイメージ(岡本隆司)
本をめぐる声
本を「めくる」という感覚(ジュンク堂書店 河野有美子)
京都再発見 賽銭狐
有限会社丹嘉
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2019年6月 新刊案内
■表紙作品/石川九楊「刻痕(ほりあと)2019.6」