ミネルヴァ通信「究」８月号（通巻第一〇一号）

人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、笠谷和比古、吉村典久ほか充実の連載陣。

書物逍遙
　古代に向き合う喜び（納富信留）
こころの最前線と古層（三六）
　ネットと身体・異界（河合俊雄）
沖縄県財政に対する誤解を糺す⑶（池宮城秀正）
現代社会をみる論理（一七）
　経済とアポロジー⑴（中島啓勝）
子育ての自然誌（一七）
　共に「話す」ことと「うたう」こと（高田　明）
予防の倫理学（一二）
　予防接種について考える⑴（児玉　聡）
声の言葉と手の言葉（二六）
　フィールドに出かけよう！⑵（菊澤律子）
虫たちの日本中世史（三五）
　蜘蛛のもたらした道具（植木朝子）
ロンドン時代のマルクス⑴（林田治男）
近世の幕府と朝廷（二二）
　 尊王論の系譜Ⅱ　神道（笠谷和比古）
京の美味・雅味・情味（一一）
　晩夏の青 鈴鹿可奈子
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
　自給自足の攘夷（一坂太郎）
「スピンオフ」の経営学（一四）
　「発明と営利の対立」を解消して築いた繁栄（吉村典久）
政治学の古典を読む（二八）
　宗教復権時代の政治的教養（瀧井一博）
本をめぐる声
　人と本の関係を真剣に考える本屋（文喫　伊藤　晃）
京都再発見
　京丸うちわ（株式会社小丸屋住井）
■編集後記　■ミネルヴァ書房2019年8月　新刊案内
■表紙作品／石川九楊「刻痕　2019.8」