人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。河合俊雄、笠谷和比古、吉村典久ほか充実の連載陣。今号より北河大次郎「美しい日本の高速道路」による新連載を開始。
書物逍遙
これまでの読書経験から思う(曽我部真裕)
こころの最前線と古層(三九)
死の逆説と新生・帰還(河合俊雄)
【新連載】美しい日本の高速道路(一)
高速道路の誘惑(北河大次郎)
現代社会をみる論理(二〇)
倫理とトートロジー⑵(中島啓勝)
子育ての自然誌(二〇)
集団活動における社会化(高田 明)
予防の倫理学(一五)
自殺予防について考える⑴(児玉 聡)
声の言葉と手の言葉(二九)
言語アートを垣間見る(菊澤律子)
虫たちの日本中世史(三八)
蜘蛛の怪物(植木朝子)
ロンドン時代のマルクス⑷(林田治男)
近世の幕府と朝廷(二五)
元禄期の天皇陵保全事業(笠谷和比古)
京の美味・雅味・情味(一四)
食材ひとつに様々な顔(鈴鹿可奈子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
六角定頼の肖像(村井祐樹)
「スピンオフ」の経営学(一七)
サラリーマン経営者の辣腕(吉村典久)
政治学の古典を読む(二九)
「国制知」への道しるべ(瀧井一博)
本をめぐる声
読者の先にいる人たちへ(三省堂書店 畑中寿仁)
京都再発見
名 刺(十分屋)
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2019年11月 新刊案内
■表紙作品/石川九楊「刻痕(ほりあと)2019.11」