「海道一の弓取り」が築いた、卓越した領国経営と黄金文化。
著者 |
小和田 哲男 著
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ジャンル |
評論・自伝
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シリーズ |
評論・自伝 > ミネルヴァ日本評伝選
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出版年月日 |
2004年09月10日
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ISBN |
9784623041145 |
判型・ページ数 |
4-6・316ページ |
定価 |
定価2,860円(本体2,600円+税) |
在庫 |
在庫あり |
今川義元は、馬にも乗れなかったかのような言われ方をして、軟弱武将というレッテルがはられてしまっている。しかし実際の義元は、検地をはじめ戦国武将の領国経営のモデルとなる施策を先駆的に進めた武将であった。
はじめに
関係地図
第一章 長き今川の流れ
1 南北朝内乱と今川氏
2 守護大名今川氏の発展
3 戦国前夜の今川氏
第二章 父氏親と母寿桂尼
1 氏親の戦国大名化
2 氏親と寿桂尼の結婚
3 「女戦国大名」の登場
第三章 義元家督継承をめぐる謎
1 義元の兄弟たち
2 氏輝・彦五郎の突然の死
3 義元の生いたち
4 花蔵の乱と義元
第四章 甲相駿三国同盟の成立
1 甲駿同盟の成立
2 「河東一乱」と甲斐の政変
3 義元の三河進出
4 甲相駿三国同盟の成立
第五章 卓越した領国経営
1 検地の実施と年貢収取
2 財源確保策
3 商品流通と伝馬制
4 寺社・宗教統制
5 「仮名目録追加」制定の意味
第六章 駿府の今川文化
1 戦国三大文化
2 京都風公家文化と五山の文化
3 義元が好んだ文化
第七章 桶狭間の戦い
1 出陣のねらいは何か
2 出陣準備と今川軍団
3 尾張に侵攻する義元
4 桶狭間で討たれる
5 敗走する今川軍
参考文献
おわりに
今川義元年譜
人名・事項索引