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よくわかる福祉社会学

よくわかる福祉社会学

基本概念からベーシックなトピックまでを網羅し、体系的に福祉社会学の全体像を示すテキスト。

著者 武川 正吾 編著
森川 美絵 編著
井口 高志 編著
菊地 英明 編著
ジャンル テキスト > 社会 > 社会学テキスト
社会福祉
社会
シリーズ 社会 > やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ
出版年月日 2020年10月30日
ISBN 9784623089734
判型・ページ数 B5・218ページ
定価 定価2,750円(本体2,500円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次
現代日本社会では「福祉」という言葉が非常によく使われる。ではこの言葉の意味するところはいったいどのようなもので、社会学的にアプローチするとはどういうことなのだろうか。本書は基本概念からベーシックなトピックまでを網羅し、体系的に福祉社会学の全体像を示すテキスト。

[ここがポイント]
◎ 福祉社会学の研究領域を体系的に示す
◎ 最新の理論・政策・動向をフォローする
はじめに

Ⅰ 基本概念
 1 福祉とはなにか:福祉は困っている人のためにあるのか?
 2 福祉と社会:社会的なものと福祉はどのような関係にあるのか?
 3 福祉社会学の性格:福祉社会学と社会福祉学に違いはあるのか?
 4 必要/ニーズ:欲しいものと必要なものは同じか?
 5 資源とその供給:福祉はお金であげるのがいいのか、ものであげるのがいいのか?
 6 再分配:働いて得たお金と実際に使えるお金は同じか?
 7 福祉の社会的分業:福祉は行政や家族だけが提供するものなのか?
 8 官僚制と専門性:社会サービス利用者の味方は誰か?
 9 市民権:誰が社会のメンバーか?
 10 福祉社会学の現在:どのようなことが研究されているのか?

Ⅱ ケア
 1 ケアとはなにか:誰の手も借りずに生きていくことはできるか?
 2 インフォーマルケア:なぜ家族がケアをするのか?
 3 親密圏とケアラー支援:なぜ熱心に介護する家族が虐待をしてしまうのか?
 4 ケア労働の特質と社会化:介護や保育で食べていけるか?
 5 ケアのグローバル化:ケアは国境を越えるか?
 6 障害とはなにか:個人の身体の問題なのか?
 7 障害に対する合理的配慮:障害のある人は「特別扱い」されているのか?
 8 自助・自立と自己決定:障害のある人たちはなぜ施設と家を出て地域で暮らそうとしたのか?
 9 看取り:どのように人生を終えるか?
 10 ケアの倫理:気づかいしあえる社会をどうつくるか?

Ⅲ リスク社会と個人化
 1 福祉社会におけるリスク:不透明な社会の中でどう生き延びるか?
 2 リスクと社会保険:なぜ保険に入らなければならないのか?
 3 第二の近代と社会保険:老後に年金はあてにできるのか?
 4 福祉国家と伝統的リスク:国が福祉を保障する仕組みはどうやって生まれたか?
 5 新しい社会的リスク:経済社会の変化と新しい生活上の困難とはなにか?
 6 個人化の進行と福祉:家族の多様化によって福祉の仕組みはどう変わるか?
 7 テクノロジーとリスク:福祉はAIにおさまるのか?
 8 個人化と社会政策:福祉は自分らしい人生を後押ししてくれるのか?
 9 個人化社会における共同性:見ず知らずの他人と支え合えるか?
 10 自然災害のリスクと社会の脆弱性:災害に強い社会とはどのようなものか?

Ⅳ 貧困と社会的排除
 1 不平等と貧困・剥奪:貧しさの基準は人類共通か?
 2 社会的排除と包摂:なぜ貧しい人が世間からつまはじきにされることがあるのか?
 3 ケイパビリティ:多様な生き方がある社会での貧しさや平等をどうとらえるか?
 4 公的扶助とスティグマ:生活保護の受給がなぜ後ろめたく感じられるのか?
 5 貧困の女性化:「家」のなかのみえにくい貧困とは?
 6 子どもの貧困:「子どもの貧困」の社会問題化はなにを意味するのか?
 7 ワーキングプア:なぜ働いても暮らしていけない人がいるのか?
 8 健康格差:健康状態の差をなくすには?
 9 貧困の再生産:どうすれば貧困から抜け出せるか?
 10 ワークフェアとベーシックインカム:「働かざる者食うべからず」か?

Ⅴ レジーム
 1 福祉レジーム:福祉の仕組みは国によって変わるのか?
 2 福祉国家の起源と展開:国が福祉に力を入れるようになったのはいつからか?
 3 福祉国家の再編:どのような社会をデザインするか?
 4 労働市場:働く世界はどう変わったか?
 5 福祉政治:どのような議論で福祉は変わるのか?
 6 日本の福祉レジーム:日本は特殊なレジームなのか?
 7 東アジアの福祉レジーム:西欧との違いをどうとらえるか?
 8 欧米諸国の福祉レジーム:欧米諸国の福祉国家はどのように分類できるか?
 9 グローバル化と福祉レジーム:福祉レジームは変容するのか?
 10 グローバル社会政策:グローバルな社会政策はどのように達成されるのか?

Ⅵ ジェンダー
 1 福祉社会学におけるジェンダー視点:福祉社会学は女と男の問題か?
 2 日本型近代家族:専業主婦はいつ生まれたか?
 3 アンペイドワークと性別役割意識:家事に給料は出るのか?
 4 男性の家事・育児・介護:日本の男性は家事をするようになるのか?
 5 ジェンダーと支援・ケア:なぜ支援/ケアはジェンダー不均衡に配分されるのか?
 6 ジェンダーと暴力・ハラスメント:性暴力は個人的な欲望の爆発なのか?
 7 介助労働とジェンダー・セクシュアリティ:他者の身体をどのように扱えばよいのか?
 8 税制・所得保障におけるジェンダーバイアス:働く女性は損をするか?
 9 社会サービスにおけるジェンダーバイアス:保護者はいつまで「お母さんたち」と言われ続けるか?
 10 ジェンダー平等:女性優遇は逆差別か?

Ⅶ コミュニティ
 1 コミュニティとはなにか:なぜ関心が高まっているのか?
 2 都市におけるくらしと福祉:都会に出てくるとなぜお金がかかるのか?
 3 都市における近隣関係:井戸端会議はまだあるか?
 4 農山村の過疎化:過疎地域の高齢者はなぜ暮らしていけるのか?
 5 まちづくりと福祉コミュニティ:障害者に優しいまちをどうつくるのか?
 6 コミュニティと異質性:なぜ大規模施設は町の外れにつくられるのか?
 7 情報コミュニティと福祉:SNSで介護はできるか?
 8 セルフ・ヘルプ・グループとピア・サポート:問題を抱えた人たちが集まるのは傷のなめあいなのか?
 9 ソーシャル・キャピタルと福祉:つきあいの数は生活を豊かにするか?
 10 地域福祉:なぜ福祉で地域が注目されるのか?

Ⅷ サードセクター・市民社会
 1 サードセクター:福祉にかかわる組織は国家や企業だけか?
 2 社会の福祉化:福祉と他の分野ではどのようなコラボが生まれているか?
 3 ボランティア:流行現象にすぎないのか?
 4 NPOとNGO:「国境なき医師団」はどのように成り立っているのか?
 5 社会福祉法人・社会福祉協議会:「赤い羽根」の募金はどう使われているのか?
 6 協同組合:生協や農協は株式会社とどのように違うのか?
 7 社会的企業・起業:福祉とビジネスは両立するか?
 8 社会運動と福祉:障害者はなぜまちに出て行動するのか?
 9 当事者参加:福祉の当事者はいったい誰なのか?
 10 福祉ガバナンス:多様な福祉の取り組みはどのように調整されるか?

Ⅸ 制度・社会政策・人口
 1 人口の構造と動態:日本の人口はどう変わり、これからどうなるのか?
 2 人口高齢化:高齢者が増えると困ることはあるのか?
 3 人口減少:先進国では人口が減っているのか?
 4 家族の変化と人口:“フツーのウチ”ってあるの?
 5 社会政策の体系:どのような仕組みで生活は支えられているか?
 6 公的年金の仕組みと課題:老後の生活はどのように支えられているか?
 7 健康と医療:健康を守るためにどのような仕組みがあるのか?
 8 福祉サービス:必要とするすべての人に良質なサービスが行き渡っているか?
 9 住宅:住むことに対してどのような支援があるか?
 10 雇用:働きやすい社会を作るためにどうすればいいか?

Ⅹ 研究方法論
 1 量的研究① データの集め方:福祉のデータはどこでどうやって集めればよいか?
 2 量的研究② データ分析:データはどう読めばよいか?
 3 質的研究① データ収集・プロセス・問いの特徴:自分の経験や見たこと聞いたことを研究にしていくには?
 4 質的研究② 分析の多様性:個人の語りをいかに分析するか?
 5 アクション・リサーチと当事者研究:研究を現場に役立てるにはどうすればよいのか?
 6 歴史研究:過去からなにを学ぶか?
 7 研究倫理:研究することにはどのような責任がともなうか?
 8 政策評価:その政策は正しいか?
 9 貧困の測定:貧しさをどう見分けるか?
 10 社会指標:社会は測れるか?

さくいん

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