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ハンドブック近代日本政治思想史 幕末から昭和まで

ハンドブック近代日本政治思想史

幕末から昭和にかけての約150年間における思想と思想家について、背景、思想、研究動向を詳述し、近代日本政治思想史の全貌を示す

著者 長妻 三佐雄 編著
植村 和秀 編著
昆野 伸幸 編著
望月 詩史 編著
ジャンル テキスト > 政治・法律 > 政治史・政治思想史
日本史
政治・法律
シリーズ 政治・法律 > Minerva KEYWORDS 5
出版年月日 2021年02月28日
ISBN 9784623089338
判型・ページ数 A5・354ページ
定価 定価4,180円(本体3,800円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次
西洋の脅威に直面した日本人は、いかなる政治思想を生み出してきたのか。そしてその思想はどのような人々が担ってきたのか。本書では、幕末から昭和にかけての約150年間における思想と思想家について、それぞれの背景、思想、研究動向を詳述し、近代日本政治思想史の全貌を明らかにする。いわゆる「左」だけでなく「右」の政治思想も網羅した有用な一冊。


[ここがポイント]
◎ いわゆる「左」だけでなく、「右」の思想も多数紹介する
◎ 最新の研究成果を反映した待望の一冊
はしがき


 第Ⅰ部 幕末・明治の政治思想
解  説

1 帝国日本——東と西の論理
2 平田篤胤(1776〜1843)——「復古」の創始者
3 後期水戸学——尊王から攘夷への跳躍
4 吉田松陰(1830〜59)——自他認識の転回
5 横井小楠(1809〜69)——「割拠見」を超えた思想家
6 大国隆正(1792〜1871)——「神議」と「学統」
7 自由民権——デモクラシー運動の黎明
8 北村透谷(1868〜94)——「国民の元気」による精神革命の模索者
9 福澤諭吉(1835〜1901)——「独立」と「文明」の道を模索した思想家
10 加藤弘之(1836〜1916)——進化論によって国家を論じたアカデミズムの総帥
11 明六社——文明開化を体現する思想結社
12 社会進化論——明治思想の底流
13 福地源一郎(1841〜1906)——「輿論」政治の実現を目指した言論人
14 渋沢栄一(1840〜1931)——「公益」を追求する企業家
15 伊藤博文(1841〜1909)——立憲主義の思想家
16 山県有朋(1836〜1922)——政治の限局
17 井上毅(1844〜95)——「教化国」としての徳治
18 穂積八束(1860〜1912)——国民道徳の法理的実現
19 徳富蘇峰(1863〜1957)——近代日本の歴史を体現したジャーナリスト
20 民友社——「平民主義」で結ばれた文学・思想・言論集団
21 三宅雪嶺(1860〜1945)——大正期の言説を中心に
22 政教社——「国粋主義」を唱えた「学士」たちの結社
23 陸羯南(1857〜1907)——「国民主義」を訴え続けた新聞人
24 頭山満(1855〜1944)——玄洋社の精神的リーダー
25 玄洋社——福岡の民権結社からアジアへ
26 内田良平(一八七四〜一九三七)——黒龍会・大日本生産党を率いた国家主義運動家
27 黒龍会——内田良平とその周辺
28 田中智学(一八六一〜一九三九)——「日本による世界統一」を目指した日蓮主義者
29 宮崎滔天(一八七〇〜一九二二)——「革命」に賭けた人生
30 岡倉天心(一八六三〜一九一三)——「日本美術」と西洋文明批評
31 高山樗牛(一八七一〜一九〇二)——理想を〈憧憬〉し続けた思想家
32 内村鑑三(一八六一〜一九三〇)——信仰とナショナリズム
33 南北朝正閏問題——世論による「国体」解釈への介入
34 アジア主義——その理想と現実
コラム1 もっと知りたいあなたのために


 第Ⅱ部 大正の政治思想
解  説
35 大正デモクラシー——民本主義から近代への問いへ
36 「辺境」の思想——ナショナリティのゆらぎと再構築
37 綜合雑誌と論壇——雑誌から立ち上がる思想
38 美濃部達吉(1873〜1948)——国体論としての天皇機関説
39 上杉慎吉(1878〜1929)——天皇機関説を批判する国家主義的憲法学者
40 原敬(1856〜1921)——不屈の信念で政党内閣を実現させた政治家
41 犬養毅(1855〜1932)——政党政治に生き、東洋を重んじた国士政治家
42 北一輝(1881〜1937)——「一国革命」と「世界革命」を目指した革命思想家
43 大川周明(1886〜1957)——国家改造・アジア解放を目指した革新右翼
44 満川亀太郎(1888〜1936)——アジア発の「世界革命」
45 吉野作造(1878〜1933)——人間の解放を目指して
46 長谷川如是閑(1875〜1969)——「社会」と「日本」の探求
47 福田徳三(1874〜1930)——「社会」へのまなざしと「真正なるデモクラシー」の要求
48 実業の思想——企業家精神の軌跡
49 石橋湛山(1884〜1973)——日本の「針路」を問い続けた言論人
50 内藤湖南(1866〜1934)——学説と政策の相互関係
51 柳田國男(1875〜1962)——民衆知から未来をひらく
52 和辻哲郎(1889〜1960)——日本という場所に生き、倫理を考えるということ
53 津田左右吉(1873〜1961)——アカデミズムの外から
54 新渡戸稲造(1862〜1933)——日本の道徳感覚を建設しようとした愛国者
55 矢内原忠雄(1893〜1960)——信仰と学問
56 田中王堂(1867〜1932)——「生活の哲学」を打ち立てた「文明批評家」
57 土田杏村(1891〜1934)——「人格」の自律的可能性を追求した「文化主義者」
58 平塚らいてう(1886〜1971)と『青鞜』——セクシュアリティを語り始めた「新しい女」たち
59 山川菊栄(1890〜1980)——日本におけるジェンダー政策論の原点
コラム2 記念館訪問のすすめ

 第Ⅲ部 昭和の政治思想
解  説
60 日蓮主義——超国家主義に影響を与えた近代仏教思想
61 筧克彦(1872〜1961)——「神ながらの道」に生きた法学者
62 平泉澄(1895〜1984)——現在の中世を克服しようとした歴史家
63 蠟山政道(1895〜1980)——近代日本における行政学・国際政治学の開拓者
64 三木清(1897〜1945)——マルクス主義の人間学的基礎づけを試みた哲学者
65 昭和研究会——戦時期における知識人の集結と挫折
66 原理日本社——蓑田胸喜と三井甲之による言論妨害思想結社
67 東亜連盟論——石原莞爾の戦略的思想運動
68 西田幾多郎(1870〜1945)——歴史的世界の未来を探究する哲学者
69 京都学派——「世界史的日本の立場」を語る西田幾多郎門下生たち
70 九鬼周造(1888〜1941)——生の論理学と偶然性の倫理を目指して
71 折口信夫(1887〜1953)——文芸復興による日本復興を目指す国学者
72 田中耕太郎(1890〜1974)——個人と集団
73 清沢洌(1890〜1945)——「心的態度」としての自由主義が支えた言論活動
74 高田保馬(1883〜1971)——近代超克の夢を紡ぎ出した社会科学的歴史法則
75 清水幾太郎(1907〜88)——変節する煽動家か、確信したニヒリストか
76 保田與重郎(1910〜81)——「近代」に根本的な異を唱えた文藝批評家
77 日本浪曼派——「前近代への回帰」か「近代の超克」か
78 国家社会主義——「現代」を規定する思想
79 農本主義——日本「近代」の別の選択肢?
80 昭和維新運動——日本の維新/革新/革命を目指す思想運動
81 革新官僚の思想——変革期における政治のかたちをめぐって
82 政治と教育——占領期における国民道徳論
83 葦津珍彦(1909〜92)——戦後神社界最大のオピニオン・リーダー
84 竹内好(1910〜77)——日本とアジアの近代を問い続けた知識人
85 丸山眞男(1914〜96)——「戦後民主主義」のオピニオン・リーダー
86 橋川文三(1922〜83)——戦争体験を問い続けた「戦中派」知識人
87 福田恆存(1912〜94)——昭和の宣長/日本のバーク
88 戦後の政治と文学——現代保守の原点としての江藤淳
89 戦争の記憶——「わかりやすさ」への抗い
90 『思想の科学』——多元主義の思想実践
91 廣松渉(1933〜94)——近代の超克を志した戦後日本のグランドセオリスト
92 梅棹忠夫(1920〜2010)——地球時代の人類の未来を問い続けた文明学者
93 山崎正和(1934〜2020)——醒めながら酔うリズムの哲学
コラム3 文庫・資料館の紹介


近代日本政治思想史年表
著作名・雑誌名索引
人名索引

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