愛する人に別れを告げ命がけの旅に出る遣唐使を描く絵物語や、天皇の御幸や防人の歌などから、昔も今もかわらぬ切ない心情をよみとく
万葉集の歌を、絵ものがたりと、万葉文化の第一人者によるわかりやすくたのしい解説で贈る好評シリーズ第4巻。前半部分では「遣唐使の旅」のものがたりが、花村えい子氏の叙情ゆたかな絵とともにまず綴られる。つづく後半では、歌の意味や背景を、上野誠氏の監修により紹介する。天皇の行幸、遣新羅使、遣唐使、防人の歌から、当時の時代背景やくらし、旅のくるしさ、せつなさ、人を思う心を読みとき、日本のこころと言葉を自然に味わう一冊。
[ここがポイント]
◎ 絵物語をはじめ、歌や資料を駆使して、当時の人々の暮らしや気持ちを、現代に再現する。
◎ 天皇の行幸、遣新羅使、遣唐使、防人の歌などから、当時の旅のくるしさ、せつなさ、人を思う心を読みとく。
絵本 唐への旅立ち
遣唐使って、なに?
遣唐使は命がけの任務だったの?
遣新羅使って、知ってる?
防人って、なに?
防人と大伴 家持
万葉びとの旅とは?
聖武天皇はなぜ大仏をつくったの?
資料編
歌さくいん・さくいん