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現場で使える教育社会学 教職のための「教育格差」入門

現場で使える教育社会学

膨大なフィードバックをもとに、〈教育格差〉と現代教育の諸側面との関わりを解説した、現場のための教育社会学テキスト

著者 中村 高康 編著
松岡 亮二 編著
ジャンル テキスト > 教育 > 教育社会学
テキスト > 社会 > 教育社会学
教育
社会
出版年月日 2021年10月30日
ISBN 9784623092604
判型・ページ数 A5・358ページ
定価 定価3,080円(本体2,800円+税)
在庫 在庫あり
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  • 内容説明
  • 目次
社会では頻繁に語られるのに、教職課程ではなぜか十分には教えられていない〈教育格差〉。この現状を憂えた教育社会学者が集結し、学校現場の教師や教員を目指す学生、大学教職課程の担当者などからの膨大なフィードバックをもとに、〈教育格差〉と現代教育の諸側面との関わりを解説。教育関係者のみならず、教育について考えたいすべての人のための教育社会学・入門書。

[ここがポイント]
◎ 格差を切り口に教育社会学の最新のデータと研究知見を学ぶ
◎ 教職現場で役立つ知識を重視した記述
◎ 「教育関係者のための教育社会学概論」と「学校現場で使える教育社会学」の2部構成
◎ ゼミや読書会等で有用な「ツイート課題」「レポート課題」を全ての章に掲載
◎ 各章に「文献紹介」「メディアの紹介」を配置し独学もサポート
はじめに


 第Ⅰ部 教育関係者のための教育社会学概論

第1章 教育は社会の中で行われている(中村高康)
 1 教職志望の動機──「子ども好き」は志望理由になるか
 2 教育と社会の関係を考えてみることの重要性
  1 教育社会学を学ぶということ
  2 社会化──個人は教育によって社会の構成員になる
  3 時代による「社会」の違い
  4 近代社会と学校・教室
  5 教育の社会的機能と選抜
  6 さまざまな格差
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第2章 教育内容・方法は社会と深く関わっている(中村高康)
 1 総合学習は死んだか?
 2 教育内容・教育方法と社会
  1 教育内容はどのようにして決まるのか
  2 教育方法はどのようにして決まるのか
  3 教育内容・教育方法の変遷と社会
  4 教育内容・教育方法の国際比較
  5 教育内容・教育方法と格差
  6 「社会」との関係から教育実践を見直す
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第3章 教育は階層社会の現実から切り離せない(松岡亮二)
 1 「ふつうの教育」は人によって違う
 2 教育格差の実態とメカニズム
  1 「緩やかな身分社会」日本
  2 教育格差のメカニズム
  3 日本は「教育格差社会」である
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第4章 「平等」なはずの義務教育にも学校間格差がある(山下 絢)
 1 井の中の蛙?
 2 教育格差の是正が可能な環境となっているか?
  1 学習環境の格差
  2 教師の職務満足度
  3 公立私立間における格差
  4 改革の潮流
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第5章 制度が隔離する高校生活(松岡亮二)
 1 「ふつう」の高校生活
 2 高校教育制度
  1 トラッキングによる学校間のSES格差
  2 隠れたカリキュラム・生徒文化
  3 生徒の行動・教育選択
  4 高校教師の期待・態度
  5 走路(トラック)に沿う生徒たち
  6 高校階層構造によって隔離された高校生活
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第6章 教師は社会的存在である(金子真理子)
 1 教師が忘れない,ある日の出来事
 2 社会のなかの教師
  1 教師の役割範囲の広さと不透明な遂行可能性
  2 教職の威信は低下したか
  3 職業威信を左右するもの
  4 長時間労働と給特法
  5 魅力は衰退したか
  6 教師集団の年齢構成
  7 教師の成長と文化の継承
  8 教職労働の社会的特質とストレス
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介


 第Ⅱ部 学校現場で使える教育社会学

第7章 保護者・子どもの言動の背後にあるものを見据える(山田哲也)
 1 ある若者の選択
 2 何が保護者・子どもの言動を規定するのか
  1 「他者の合理性」を探る
  2 学校という舞台で生じる異なる立場の衝突
  3 子育て・教育スタイルにみられる階層差
  4 経済的に厳しい保護者たちによる模索
  5 認識のバイアスを乗り越えるために
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第8章 教師はどのように生徒と関わってきたのか(知念 渉)
 1 高校時代を思い出してみよう
 2 教師-生徒関係を考える
  1 高校階層構造というトラッキング・システム
  2 現場の教授学
  3 現場の教授学の危機?──教師のおかれた時代状況の変化
  4 生徒の「学校内活動」の増大──生徒のおかれた時代状況の変化
  5 社会的文脈を考慮した生徒への対応
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2  メディアの紹介

第9章 非行は学校教育と密接に結びついている (岡邊 健)
 1 非行少年を排除する学校
 2 非行とは何か? 非行はどうなっているのか?
  1 非行・逸脱概念の特徴
  2 公式統計でみる日本の非行情勢
  3 非行・逸脱を説明する理論
  4 少年非行に関する実証研究とその含意
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第10章 進路が実質的に意味する生徒の未来(日下田岳史)
 1 中高生が選ぶ進路
 2 学歴社会と教育機会
  1 学歴の現実的意味合い
  2 学歴獲得に至る機会
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第11章 「性別」で子どもの可能性を制限しないために(寺町晋哉)
 1 赤いマグカップにみる「ルール」
 2 学校教育で再生産されるジェンダー
  1 社会におけるジェンダー
  2 教育達成とジェンダー
  3 「隠れたカリキュラム」とジェンダー
  4  教室のやりとりにおけるジェンダー
  5 性的マイノリティの困難を生み出す学校教育
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第12章 日本の学校も多文化社会の中にある(髙橋史子)
 1 子どもたちの文化的多様性と学校
 2 移民の子どもと教育格差
  1 民族的・文化的多様性
  2 不就学
  3 学校経験
  4 低い進学率
  5 他国に学ぶ多文化社会の教員の役割
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第13章 特別活動と部活動に忍びよる格差(山本宏樹)
 1 学校の二大花形「特活と部活」
 2 特別活動と部活動をめぐる格差
  1 学校行事をめぐる格差
  2 生徒会活動をめぐる格差
  3 部活動をめぐる格差
  4 部活動の格差是正機能
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第14章 不登校・いじめは「心の問題」なのか(伊藤秀樹)
 1 「心の問題」という先入観を取り払う
 2 不登校といじめが生じるメカニズム
  1 家庭環境と不登校
  2 不登校の多様性
  3 友人関係・学級集団と不登校
  4 誰がいじめられやすいのか
  5 誰がいじめをするようになるのか
  6 いじめにつながる学級集団
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介

第15章 「現場」のために教師が社会調査を学ぶ(小西尚之)
 1 学校で「調査」をする?
 2 教育社会学の「実践」
  1 調査結果を見る際に気をつけること
  2 調査の前に知っておくべきこと──調査倫理について
  3 アンケート調査
  4 参与観察
  5 インタビュー調査
  6 アクション・リサーチ──「現場」での教育社会学の有用性
 3 現場のためのQ&A
 4 演習課題
  1 ツイート課題
  2 レポート課題
 5 理解を深めるために
  1 文献紹介
  2 メディアの紹介


おわりに──唯一の現実的な「希望」として

索引

コラム
 1 スクールソーシャルワーカーと協働して教育格差に向き合おう(藤本啓寛)
 2 学歴に関するありがちな意見は妥当なのか?(豊永耕平)
 3 学校における「会話」を分析してみる(布川由利)

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