人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。宇野重規氏、白石隆、ハウ・キャロライン両氏と、笠谷和比古氏ほか充実の連載陣。
書物逍遙
コロナ禍によむ『職業としての学問』(詫摩佳代)
西と東と 近代日本の知の往来(二六)
人の悲しみを理解することこそ——岡 潔(宇野重規)
オンリー・イエスタデイ(二三)
セックスとショッピング⑵(白石 隆/ハウ・キャロライン)
エボニーとアイボリーの物語(四)
公民権運動の記憶とアメリカ民主主義(藤永康政)
「日本史」の日本史(五)
儒学者林家の「日本史」(三ツ松 誠)
「なりたい自分」はスマホの中(一〇)
加工・修正が生み出す「現実」(江本紫織)
すき間の哲学(二三)
ベルクソンの記憶論と他者の人生(村上靖彦)
予防の倫理学(四二)
「予防」を倫理学的に考える⑴(児玉 聡)
テクノロジーの進化と人間の発達(最終回)
子どもは未来(開 一夫)
近世の幕府と朝廷(五二)
エピローグⅡ(笠谷和比古)
京の美味・雅味・情味(四一)
還られる火に照らされる(鈴鹿可奈子)
ミネルヴァ日本評伝選「自著を語る」
師のことば「悲しみは智惠の源泉」に降参(小林信行)
モンゴル時代史鶏肋抄(八)
バヤンの肖像(宮 紀子)
政治学の古典を読む(三八)
体系化する精神(瀧井一博)
本をめぐる声
本日も営業中(ジュンク堂書店 福田雄克)
京都再発見
そすいもち(京菓子司 平安殿)
■編集後記 ■ミネルヴァ書房2022年2月 新刊案内
■表紙作品/江里佐代子「截金彩色オブジェ「クリスタル万華 こころの形」」2006年(撮影/ニューカラー印刷)