障害者・障害児心理学の基本と関連領域で働く心理職に求められる知識や視点をしっかり学べるテキスト
障害者・障害児心理学の基本と関連領域で働く心理職に求められる知識や視点をしっかり学べるテキスト。豊富な図表にくわえ「重要語句解説」「考えてみよう」「キーワードのまとめ」などを設定し、授業後にも個別学習しやすく、「授業で→試験前に→現場に出てからも」活用できる、公認心理師カリキュラムに対応した一冊。「見やすく・わかりやすく・使いやすく」「現場に出るまで役立つ」をコンセプトとし、ブループリント(公認心理師試験出題基準)掲載語句、関連法規の紹介とともに、その他重要語句も厳選し紹介。
監修者のことば
編著者まえがき(本郷一夫)
第1章 障害概念の歴史的変遷と現在の課題(涌井 恵)
1 障害とは何か?
2 共生社会の形成に向けて
3 障害のある人を支える制度
4 現在の課題
第2章 保育・教育現場における障害児への対応(本郷一夫)
1 早期発見と早期支援
2 保育・教育場面における支援
3 地域における支援
第3章 知的障害(知的能力障害)の理解と支援(小島道生)
1 知的障害とは
2 療育手帳とアセスメント
3 知的障害児者への支援
4 知的障害児への学校教育
第4章 自閉スペクトラム症の理解と支援(平野幹雄)
1 自閉スペクトラム症とは
2 自閉スペクトラム症と発達障害:発達障害者支援法について
3 自閉スペクトラム症の歴史
4 自閉スペクトラム症の主な特徴
5 自閉スペクトラム症のその他の特徴
6 自閉スペクトラム症への支援
第5章 コミュニケーション障害の理解と支援(大伴 潔)
1 コミュニケーション障害とは
2 コミュニケーション障害への支援の場
3 発声・発語領域に関わる障害への対応
4 言語領域に関わる障害への対応
5 コミュニケーション領域に関わる障害への対応
第6章 限局性学習症/注意欠如・多動症の理解と支援(川崎聡大)
1 学習障害(限局性学習症)とは
2 注意欠如・多動症(ADHD)とは
第7章 身体障害・運動障害の理解と支援(渡邉流理也)
1 体障害と運動障害
2 肢体不自由
3 身体障害・運動障害に関する疾患
4 内部障害
5 身体障害・運動障害のある児者への支援
第8章 視覚障害・聴覚障害の理解と支援(武居 渡)
1 視覚の仕組みと障害
2 視覚障害児者に対する理解と支援
3 聴覚の仕組みと障害
4 聴覚障害児者に対する理解と支援
第9章 高次脳機能障害の理解と支援(中島恵子)
1 高次脳機能障害とは
2 高次脳機能障害にみられる症状とは
3 高次脳機能障害のアセスメント
4 高次脳機能障害への支援
5 認知リハビリテーション
第10章 発達障害と併存する精神障害の理解と支援(米澤好史)
1 発達障害と併存する精神障害,発達のなかで生じる精神障害
2 児童・青年期からみられる精神障害の特徴
3 成人期の精神障害の特徴
4 精神障害への支援
第11章 保護者・きょうだいへの支援(尾崎康子)
1 保護者への支援とは
2 保護者への支援のあり方
3 きょうだいへの支援とは
第12章 障害者の就労支援(阿部秀樹)
1 障害者福祉における就労支援
2 障害者雇用における就労支援
3 発達障害者の就労支援
第13章 成人期以降における障害者の施設・地域での支援(野崎瑞樹)
1 障害者児に関する社会福祉援助の体制
2 精神・発達障害の施設や地域におけるケア
3 認知症の施設や地域におけるケア
4 多様な対象・課題への支援
引用文献・参考文献
「考えてみよう」回答のためのヒント
索 引