島嶼地域科学を拓く 問い直す環境・社会・歴史の実践
[ここがポイント]
◎ 島嶼地域科学の魅力を発見できる
◎ 島嶼地域の過去から現在に横たわる課題がわかる
◎ 島嶼地域の諸課題を多面的にとらえ考えられる視点
第Ⅰ部 「島嶼地域科学」とは何か
1 島嶼を探究する
2 「地域」という主体性
3 ヤポネシア論
4 アイランド・ネットワーク
5 海域ネットワーク
6 レジリエンス
7 島嶼空間と日常的実践
8 アーカイブズ
第Ⅱ部 「巡り合うこと」から考える
9 コミュニティ創造の基盤としての記憶
10 つながる人々
11 「コンタクトゾーン」としてのハワイ――沖縄系移民の視点から
12 オキナワ・ディアスポラにおけるIrei no Hiの実践
13 アイランド・フェミニズム
14 文学とコミュニティ
15 資源としてのランドスケープ
16 島の文化遺産
第Ⅲ部 「生存すること」から掘り下げる
17 地震と津波災害
18 防災対策とソーシャルキャピタル
19 マングローブと防災
20 天然痘
21 八重山のゼロマラリア
22 琉球在来豚アグーの復活と島嶼ブランド化
23 キャリング・キャパシティ(環境容量)
24 生態系サービス
25 ヘルシーアイランド(健康な島づくり)
第Ⅳ部 「向き合うこと」から始める
26 太平洋核実験
27 非核兵器地帯
28 南西防衛
29 基地公害
30 トラウマとPTSD
31 PTSDと戦争
32 戦争の記憶の継承
33 戦没者の遺骨収集
34 軍隊と島嶼住民
35 他者の歴史を救済すること
あとがき