犯罪からの子どもの安全を科学する 「安全基礎体力」づくりをめざして
大きな社会的問題となっている子どもの安全。本書では、とくに子どもが被害者となる犯罪問題に焦点を当て、子ども自身が犯罪に向き合い克服する力(子どもの安全基礎体力)をいかに育てるかについて考察、そのための「安全教育カリキュラム」の重要性を示す。
第1章 言葉を定めておこう
1 子どもとは
2 犯罪・犯罪者とは
3 危機とは
4 怪しい人・不審者とは
5 監視と見守り
第2章 いま子どもの危機は
1 警察統計は語る
2 子どもは語る
3 学校は語る
4 犯罪者は語る
5 事件は語る
6 まとめ
第3章 安全教育を組み立てる
1 対処的対応から教育的取り組み(対応)へ
2 安全教育を組み立てる
3 安全教育カリキュラムを組み立てる
4 まとめ
第4章 Let’ s Try さあ! やってみよう
1 確かなマップ作りを進めよう
2 「ホイそれ運動会」を開催する
3 安全を確かにする体をつくろう
4 トレーニング成果を計る
5 まとめ
第5章 これからの安全教育のゆくえ
1 イギリスの安全教育に学ぶ
2 わが国が目指すべき子どもの安全教育
3 今何をなさねばならないか――わたしたちの「行動計画」
おわりに
参考文献
索 引